気がつけば、「寝台急行はなます」の廃線(2016年3月中旬)がもう間近になってきている。
寝台車は昭和の日本の風物詩ともいえるノスタルジーがあるのだが、航空機の値段低下、ビジネスホテル等安価な宿泊施設の増加、新幹線網の発達、車両の老朽化とダイヤ編成の難しさ等からここ10数年で次々と廃線。今残っているのはゴージャスなものか、サンライズのような若者向けのものばかりで(それすら多くはない)、昨年3月に上野=青森を結ぶ「寝台特急あけぼの」が廃線となった現在、
青森と札幌を結ぶ「寝台急行はまなす」が最後の砦だった。
しかしながら、函館への新幹線の延伸を来春に控え、青函トンネルに寝台急行を走らせることは困難とのことで廃線が決定。個人的には、函館=札幌間だけでももう何年か残してほしいのだが、そんな需要もないし経済合理性もないのだろう。
旧型車両で、あえて効率の悪い、むしろ飛行機より値段も高い、こういう寝台車で旅をすることはある意味とても贅沢な訳で、買い込んだ乾き物やビールを飲みつつゆっくり走る列車の車窓から見える夜景や時々通過する駅の様子を眺めるのは本当に楽しいものだ。
なんとか乗らないと、、、と思い続けていたら、もう残り3ヶ月になりつつある。
今日みどりの窓口で聞いたら既に予約が取れる一ヶ月後までのものは完売、午前10時に売り出され数分で全席なくなるそうだ。今の時期の一ヶ月先が年末年始だからということもあるが、ラストランが近づくとあけぼのの時同様チケットの確保は困難を極めるだろう。。。
もっと早く一度乗っておくんだった。。。。。。。。。
いや、まだ遅くはない?1月中旬とか?めちゃ寒そうだが。。。。
参考リンク;